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判例

判例_c0132608_19192062.jpg日々の仕事の中で、過去の判例を検討しなければならなくなることが結構出て来ます

そんな時、当事務所では、「判例秘書」なるDVDを導入しているので、これを活用して、単語から検索をしたり判決の年月日から検索をしたり裁判所から検索をしたりといった作業を行っています

このDVDの中には、判例タイムスやジュリストといった雑誌のみならず、最高裁判所判例解説のデータも含まれているので、重たい本を裁判所の資料室で閲覧しなくても、事務所でデータを読むことができるので、大変重宝しています

とはいえ、最高裁判所判例解説に目を通す機会というのは、実際のところ、さほど多くはありません

例えば、法律で規定しきれなかった事柄や、法律の解釈が定まっていない事柄については、裁判になった場合に、地裁、高裁で結論が分かれることも少なくないため、最高裁判所の判断が大変重要な意義を持つことになります

そして、そういった重要な最高裁判所の判断(※最高裁判所判例集に搭載されたもの)を対象に、その事件を担当した最高裁判所調査官が、事案内容、判決の意義、先例との関係、学説の状況などを、丁寧に解説しているのが、年度毎に法曹会から出版される最高裁判所判例解説なのです

各々の裁判における争点が、どのように位置づけられ、どのような緻密な分析を基に最高裁判所において最終結論に至るのか?

…そういった観点でこの判例解説を読み進むと、“裁判”というもののダイナミックさや、法律上の争点を巡る様々な主張の工夫の仕方に感嘆してしまいます

何年経っても、勉強継続です☆

今週も一週間頑張りましょう!
by kaikou-law | 2009-06-01 18:30 | 業務
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