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交渉

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日々の業務の中で、かなり頻繁に直面する仕事の一つに「交渉」があります

例えば、内容証明郵便などで、依頼者の相手方に何かを請求した場合、どのような条件でお互い決着するのかを交渉したり…

あるいは、離婚や相続などといった家事事件で調停を行う場合、条件を徐々に整えていくための交渉をしたり…

その場合、調停委員という行司役を介した交渉になるのですが、依頼者の利益や意向を守るために交渉をリードしていかなければ、なかなか目標に辿り着くことはできません

また、訴訟を提起した場合であっても、証拠を提出し、全ての証人尋問・本人尋問を終えた後に、裁判所から和解勧告が出ることがあります

そうなると、「和解をせずに判決に至った場合、裁判官の頭の中にはどんな判決が描かれているのだろう?」ということを探りながら、裁判官を介して交渉をしていくことになります

とりわけ日々の業務で頻繁に行うのは、多重債務事件の交渉で、債権者との間で、「幾らお金を返すか?」「幾らお金を返してもらうか?」といったやりとりをします(^^;)

そして、これらに比べ、よりシビアな状況で交渉するのが、刑事事件の被害者ないしそのご家族と示談交渉をする場面です

時として、被害者の怒りや悲しみを受け止めることしかできない場合もあったりします


これらの「交渉」の様々な場面では、当たり前のことですが、一方の意向だけで話はまとまらないので、依頼者の利益を守りながら相手方の事情も踏まえつつ、どの辺りで決着させるのか…ということを見極める事が大切になります

そのためにも、近視眼的にではなく、大局的に物事を見て判断できるように心がけていかなくちゃなぁ…などと思う今日この頃です☆

またとりとめなくなってしまいました(^^)
by kaikou-law | 2008-08-21 18:30 | 業務
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